2017年12月30日土曜日

理論的であることの大切さ



ASAMI-PARIS
ハイヒールウォーキングの大きな特徴は、
全てにおいて理論的裏付けのある
メソッドであるということです。


●骨盤が正しい位置にあること
●母子球に体重を乗せること
●膝を後方へ限界までプッシュすること
●腹筋を上に引き上げること
●ヒップをギュッと圧縮させた状態を保つこと
●デコルテを広げること
●頭を限界まで後ろにプッシュすること


他にもありますが、
美しくハイヒールウォーキングをするためには、
このようなことを意識する必要があります。


なぜ、このようなことを意識する必要があるのか
一つひとつに理論があるのです。


そして、美しくハイヒールウォーキングをするために
身体をひとつのユニットとし、
そのユニットをいかにエレガントに美しく動かすかを
極限まで掘り下げ、理論にしているのが
ASAMI-PARIS 』の「ハイヒールの哲学」です。


『理論』はなぜ大切か、
ギリシャのソクラテスの時代まで遡ることになります。
現在でいう理論的考え方の元となる
「クリティカルシンキング(批判的思考)」
を初めて公の場所でおこなったと
されているのがソクラテスです。


この批判の意味は、
様々な角度から物事を考えること」を意味し、
クリティカルシンキングでは、
客観的な思考が重要なポイントになります。
物事を考える際に、
全く批判をしない状態で受け入れることは、
客観的な視点がない状態です。
批判をせずに何でも受け入れるのではなく、
1度客観的に考えるというプロセスが、
クリティカルシンキングの特徴です。


現代、膨大な情報が次から次へと入っては出て行き、
自分の頭で客観的に物事を考え、
全ての物事を取捨選択していかなくては
メディアやまわりに流されてしまうような時代です。


自分自身の五感と
経験と理論によってつくり上げた知恵をフルに使い、
物事を判断して人生を送ることがとても大切な時代です。


どんなことを学ぶときも、自身が納得のいく、
理論の裏付けのあるメソッドを選択し、学ぶこと。


現在の日本においても
理論や客観的に考えることよりも
まわりと一緒が良い、安心という考え方が
まだまだ一般的に残っています。


まわりと和を保つという面では
とても良い習慣ではあると思いますが、
グローバル化が進んでゆく中で、
世界の文化的、政治的、
経済的背景を踏まえた上で、
自身で理論的に物事を考えることが
必須になっています。


毎日の取捨選択により
人生が変わって行くことを理解し、
情報を鵜呑みにするのではなく、
まずは自分自身で理論的に考え、
出した答えをもとに
取捨選択して行くこと。


 今の教育の世界では、
世界のどんなところでも活躍出来るひとは、
この「クリティカルシンキング(理論的に思考すること)」と
「パブリックスピーキング」
「コミュニケーション能力」のあることが
絶対条件いわれてます。


日本人の持ち合わせている素晴らしい特徴に
この3つが加わることで、
素晴らしい未来が描かれて行けると信じています。



神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko

2017年12月24日日曜日

美意識を保つ方法



1. 真っ赤な口紅を毎日つける
2. 丁寧に作られた良い質のものを日常的に身に付ける
3. 家族の誕生日や記念日に
 しっかりドレスアップしなくてはならない
 レストランで食事をする

1歳児の育児をしている
私の「美意識を保つ方法」はこの三つです。


簡単に華やかになれる真っ赤な口紅。
真っ赤な口紅を丁寧につける作業から、
自身の女性性を思い出させる。


身に付けるだけで美しく装える
靴・洋服・アクセサリーを
日常使いにすることで、
子育てで余裕のない日常を
まわりに見せずに済みますし、
自分自身の気持ちが良くなります。


23ヵ月ごとにやってくる家族のお祝いごとを
美意識をアップデートできる空間で楽しむ。
そうすることで、ハイヒールとドレスで
優雅にたちふるまうための
トレーニングになったりします。


「美意識」を考える上で、私自身が幼いころから
とても大切にしていることがあります。



それは、「五感をフルに使い
『本物の美』を体感する」を習慣化することです。


意識していようといまいと、
日常のことすべてが、
潜在意識にインプットされていきますので、
日ごろから、本物の美に触れる機会を意識的もうけ、
着るものからキッチンで使う身の回りのものまで
けして高価なものでなくとも
自身の美意識にかなった
丁寧に作られた質の良いものを選び使うことが
美意識を育る事に繋がっていくと信じております。


そこには必ず、世界基準の美意識があること。


東京フィルハーモニーの公演を1年に3回鑑賞するのであれば、
ウィーンフィルの来日公演の
鑑賞する機会を
1回は設ける。


シティーホールのオペラの
コンサートを鑑賞するのと同じように、

パリのオペラ座の来日公演を鑑賞する。


NewYorkへ旅行をするのであれば、
MET(Metropolitan Opera House)でオペラを鑑賞し、
冬にイタリアへ旅行されるのであれば、
ミラノスカラ座のオペラを鑑賞する。


本場のオーケストラ、オペラ、バレエを鑑賞すると
やはりそこには世界基準の美意識があるのです。


また、日本の伝統芸能である、
歌舞伎の華やかな演目を鑑賞し、
能の静かな間の美意識を堪能する。
そこには、世界基準を超越する美意識が存在します。


ウフィッチーやバチカン、ルーブルの来日特別展
都内の美術館でひっそりと展示してある名作を鑑賞。


富士山や北岳、ヨーロッパアルプスを
登山することでしか味わえない、
黄金比とは異なる
刻一刻と変化する自然の美しさ


雪山の登山では、
辺り一面がダイヤモンドのように
きらめく雪景色を堪能


日本の豊かな生態系を持つ海もさることながら
地中海の真ん中でセーリングをしながら
青く輝く海で思いのままに泳ぐ


お茶室で、美しいお手前を拝見しながら、
美味しいお菓子とお茶を頂く


フランスのバターたっぷりの
濃厚なケーキを楽しむ


これら何でもない普通のことですが、
今、自身の美意識で選んだことが、
未来の美意識をつくり上げてゆくのです。


何十年もの歳月を掛けて
美を積み重ね、育てていけるように、
「五感をフルに使い
『本物の美』を体感する」
習慣を続けてゆきます。



神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko

2017年12月19日火曜日

足長とワイズ



先日、久しぶりに自身の「足の大きさ」を
測ってみました。



「足の大きさ」といいますと、
みなさんが一番に想像するのは
足長であるかと思いますが、
足長と同じぐらい大切なのが、
ワイズ ( Width 足囲 ) なのです。




目の悪い方はご存知の通り、
眼鏡を購入するとき、
必ず両目の視力の数値を測ってから、
作ってもらうのと同様に、


靴を購入するときも、
足長とワイズの数値を測って貰った上で、
試着し、足入れを確認した上で、
足に合ったものを選ぶことが
とても重要になってきます。




ワイズの計測は、
親指の付け根の一番骨の出ている部分と
小指の付け根の一番骨の出ている部分を
(つま先立ちした際に曲がる部分)一周させ、
立って体重をかけた状態と
座って体重を掛けていない状態の
2回測ります。




足長とワイズを測ったらこちらの表で
サイズをチェックしてみて下さい。




 










日本の殆ど靴のワイズは、
E“を基準に作られ、
欧米(イタリア、フランス、アメリカなど)
ワイズの基準は“B“なのです。


私の足長は24.2cmでワイズはB,Cですので、
日本のワイズEのハイヒールを履いて歩くと
とても疲れてしまいますので、
必然的にヨーロッパブランドの靴が多くなります。



いつも考えてしまうのですが、

日本人の女性でワイズ“E”の方は
全体のたった57%ぐらいでして、
その方に合わせて靴が作られているのが
不思議でなりません。


殆どの方がワイズの大きすぎる靴を
履いて歩いていることになるのです。



ワイズの大きすぎる靴を履いて歩くと
自ずと足はつま先に流れ、つま先がつまり、
踵はぶかぶかになり、
指先に様々なトラブルが生じることが明らかです。


最近は日本でもワイズの細い靴も
製造されるようになりましたが
まだまだ少ないのが現状です。


ヨーロッパからのインポートの靴を扱う靴屋さんや
セレクトショップ、もしくは
海外に出掛けて時に購入することが
一番手っ取り早くサイズの合う靴を
探せる方法ではないでしょうか。



是非、皆さんご自身で
足長・ワイズを測り確認し、
ご自身に合った履き心地良い
ハイヒールを見つけてみて下さい。



神戸より愛を込めて


Saint-Aurelie    Seiko

2017年12月12日火曜日

腕はアクセサリー






先週のコンサルティングの中で
ハイヒールで歩く際の
腕の動かし方についてお話があり、
ハイヒールの哲学では、
腕はアクセサリーであり、
腕を振ることを意識して
抑えることが必要であると。


美しくない腕の動かし方
(:手を振ることでバランスを取る歩き)を
Asami先生が実演して下さったのですが、
このどこまでも美しいAsami先生が
手の動かし方ひとつで、別人に、
こんなにも子供っぽく見えてしまうのかと
大きな驚きであった。


それと同時に、自分自身の
5年ぐらい前のことを思い出した。


仕事のお昼休みに親友とばったり出会ったとき、
500m先でもあなたが歩いていると
あなただって分かるわ!」
「ぴょんぴょん跳ねているように
HAPPYオーラ全開で歩いている人はそうそういないわ!」
と言われたことがあります。


百歩譲って、HAPPYオーラ全開なのは良いとしても
子供ではないので、丸の内のオフィス街で、
跳ねながら歩いていてはおかしい。


Asami先生が、正に実演して下さった
腕を大きく振った歩き方は
正に数年前の自分であったかと思うと、
とても恥ずかしくなったのと同時に、
美しい歩き方を客観的に考え直す機会を貰えた事を
とても嬉しく思い、
正しく努力を重ねて行こうと心に誓いました。



神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko

2017年12月8日金曜日

ブーツがもたらすもの 



『ブーツ』がもたらすもの 

それは、
「簡単にトレンドを取り入れられ、
 暖かな包まれるようなぬくもり」

「脚の外側の筋肉が発達した
 美しさからかけ離れる脚」


初めて『ASAMI-PARIS』の門を叩いた後
最初に自宅で行った作業は、ロングブーツの処分でした。
職業柄20足近いロングブーツを持っていましたが、
思い入れのある2足を残し、全て処分しました。


東京でオフィスに向かう際は、
長時間外を歩くことはありませんので、
ハイヒールにタイツを履くスタイルに
半そでのワンピースとカーディガンに
コートで十分暖かく過ごすことができます
ので全く問題はありません。


また、ハイヒールで母子球に体重を乗せ
全身の筋肉を使い歩いていますと、
全身運動をしているような状態ですので
代謝が上がり、冬でもうっすらと汗をかくほどます。


なぜ、大切に履いていたブーツを大量に処分したか
それは、冬から春となりブーツを履かなくなったときの
脚の形を前々から気にしていたからですが、
ASAMI-PARIS』のレッスンを受けたことで、
「ブーツを履いて歩くと

母子球に繊細に体重を乗せることが難しくなり、
脚の内側の筋肉を使うことができず、
外側の筋肉が発達してしまい、
その2,3ヵ月の間に
美しさからかけ離れる脚をつくり出してしまう」
ということが、確信に変わったからです。


今年の秋冬のリアルファッションの流行は、
ヘビーなセーターにヘビーなボトムス、
コートも大きく、靴もヘビーな
サイドゴアブーツや厚底のブーツ、
大きな踵のものが目立ちます。


トレンドを取り入れることはとても楽しいのですが、
重い靴は、脚を美しさから遠ざけてしまいます。
どうぞお気を付けになって下さい。


私はブーツを全く履かないような生活スタイルでなく、
スキーバカンスの時は、
どんな寒い地域でも暖かく包んでくれる
アザラシのブーツを履いて出掛けますが、
滞在中の夕食には、必ずハイヒールに履き替えます。


アウトドアが大好きで
おてんばな性格だからこそ
意識して美しさを保つ術を
身に付かなくてはと思うこの頃です。



神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko