『ハイヒールの哲学』のほかに
『声の哲学』の指導も行われます。
『声の哲学』を学び、
日常生活で声を意識して過ごす中で、
今までは気が付かなかった声のトーンや間について、
敏感に察知するようになりました。
主人や子どもとの日常会話でさえも
私自身がどのような感情で話をしているか
自分の声を聞き、客観的に判断をするようになり、
声から判断し、感情のコントロールにまで
注意がまわるようになってきました。
1歳の子どもの絵本を読み聞かせる時も
『声の哲学』の練習と思い行っているので、
私の声のトーンと大きさを初めて聞いた主人は、
迫力のある声にとてもびっくりしておりました。
また、お腹にいる子どものためにとも思い
日本の童謡やオペラを口ずさむように歌っていたのですが、
今は、『声の哲学』を意識しているので、
合唱団で歌っているかのようなお腹からの声と、
口も立てに大きく開け歌っているので、
自己満足とストレス発散でしょうか
気分まで良くなってきます。
この数カ月、英語圏の人の集まる
カンファレンスに参加することが多くあり、
英国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、
ニュージーランド、インド、香港など、
英語を母国語とする方との新しい出会いが多くあったのですが、
美意識は、服装などの身なりや姿勢・歩き方だけでなく
声の大きさ・トーン・イントネーション・リズムまでに及び
その人をかたちつくっていることに気が付きました。
この方、声が小さくて聞こえずらい、
なまりが強くて聞き取りずらいなど、
私の英語能力の問題で聞き取れなかったり、
理解しにくいとばかりに思っていたのですが、
実はそうではなく、
聞き手が一番理解し易い
声の大きさ・トーン・イントネーション・
リズム・強弱・間を考えて話す
美意識を持ち合わせているかどうかなのです。
年齢や性別を問わず、とてもダンディーな装いや
ファッショナブルな装いされている方は、
話し方もよくよく聞いていると、
「あっ、アメリカ人だ!」「オーストラリア人だ!」と
トレンドの言葉や言い回しで分かるのですが、
基本は、イギリスのクイーンズ・イングリッシュ(Queen's English)
で美意識のある話し方されているのです。
そして、そのような話し方をされていると、
その方の話をもっと聞きたいと思うのです。
装いが適当とまでは言わないまでも、
あまり意識をしていないなと思われるような方の話は、
声が小さかったり、大きすぎたり、訛が強かったりで
どうしても心地よく聞き取れず、
内容の理解にまで意識がまわらないのです。
『声の哲学』を含んだ美意識が
ビジネスをしていく上で
いかに重要であることをあらためて実感しました。
いかに身体の様々な箇所に意識を入れて貰うかが
大きなカギとなるハイヒールコーチですが、
『声の哲学』を習得することで、
よりクライアントの身体に美しさの種を
届けられるかと想像しますとわくわくすると同時に、
日々精進していかなくてはと身の引き締まる思いです。
神戸より愛を込めて
Saint-Aurelie Seiko
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