全体のバランス
ハイヒールとの付き合いの始まりは
高校生のとき、母親に買って貰った
本革のハイヒールのサンダルでした。
銀座、渋谷、表参道の靴屋さんを
端から端まで母を連れ回し
妥協せずに見つけたお気に入りのハイヒールは
細いストラップと太いストラップがやや斜めに掛る
脚が長く美しく見えるシンプルなデザインでした。
そのころから今も変わらず
「脚が美しく見える」ことが
ハイヒールを選ぶときの絶対条件です。
海外のファッションモデルと比べて
自分の脚が短いという
思春期特有の可愛いコンプレックスが
少しでもスタイル良く見えるよう
全体のバランスを考え
美しさの研究してきたことが
その後の靴のデザインの仕事に繋がっているようです。
VOGUE
ITALIA の元モデルであった友人が
プールサイドで私とスナップ写真を
撮ろうとするその瞬間に
持っていた高価なカバンを
芝生へ投げ捨てたのです。
私はとてもびっくりして
普段はとてもエレガント方が
なぜそんなことをしたのか聞いてみたところ
「全体のバランスが悪いでしょ!」と一言。
今まで意識はしていたものの
常に全体のバランスを考えた美しさを意識することが
世界基準の美意識であると
深く再認識した 瞬間でした。
もちろんそのとき、
二人とも10cm以上のハイヒールを履いていました。
神戸より愛を込めて
Saint-Aurelie Seiko
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