2018年1月20日土曜日

子供の存在



晩婚であったので、
子供は出来るだけ早く授かればいいなと思い
子供を持つことの覚悟は決めていたつもりですが、
いざ妊娠・出産・子育てを経験すると
体力的にも精神的にも想像していた以上のことに
毎日、驚きと発見の連続でした。


子供を授かった喜びを感じたと同時期に
自分自身ではどうにもコントロール不可能な
妊娠初期の悪阻から始まり、
出産後待ったなしで始まる子育てに
スケジュール通りに物事を進めることが難しくなり、
どうしたものかと立ち止まって考えることもありました。


そんな時、父が私たち三姉妹へよく話していた言葉を思い出しました。
「あなたたち子供たちは、
僕たち親世代よりも魂のレベルが高く生まれてきているんだよ。
そしてあなたたちの次の世代はより高い魂の意識の子供だから、
子供から学ぶことが沢山あるんだよ。」と、
大変有り難いことに、いつも両親から
言葉のように尊重されていることを感じて育ちました。


私もそんな風に子育てをしていきたいなと、
「子供から学ぶように子育てをしよう」と覚悟を決め、
子供ととことん向き合う生活してきたのですが、
子供は親の姿、態度、たち振る舞い、生活スタイル、
言葉遣い、食生活 等々全て観察し、怖いくらいに真似をするのです。


「親の因果が子に報う」
親の行い、注ぐ愛情、言葉が
子どもの未来に影響を与える


「子どもは、母親の姿を映す鏡である」
子どもの態度や言葉遣い、立ち居振る舞いをみれば、

親の人格や、子どものどんな教育やしつけをしてきたのかが分かる


古くから伝わる子育ての諺は、正にその通り、
子育てで大変とは言えど、
自分自身を正していかなくてはならないと考えさせられました。


そのような意味で子供は親を育てる存在でもあり、
縁あってこの親に育てられる存在でもある。
とっても面白い関係性であると思います。


子供が天命を全うできるよう、
私たち夫婦の出来る限りのことを与える責任があるのと同時に、
私たち自身の持っている天命を全うする
この人生に縁のある我が子との関係。


自身の出産で、両親のどんな思いがあって
私が生まれてきたのかを知り、
命を掛けてでも守らなくてはならない
子供がこの世に誕生したことで、
私の命は私だけのものではないことに気づかされました。


先週ぐらいから何でもかんでも「No! No!」がはじまり、
イヤイヤ期到来のようですが、
「一人の人間として尊重し、
溢れる無限の愛を注ぐ存在」
であることを肝に銘じ、大切に育ててゆきます。


神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko

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