2018年1月28日日曜日

セクシーてあること

セクシーなイメージの強いイタリアに
滞在していたこともあり、
比較的にセクシーなファッションをしている
イメージがあると言われる私ですが、
セクシーであるということが
どういうことなのか考えたことがありませんでした。


何日考えても一向に正解と言えるような答えが
出てこなかったので、
主人に「セクシーSexyとは何?」と投げかけてみました。


「セクシーとは、単純にそれを想像させることだよ」と。
「えっ???」私は一瞬どころか、
しばらく考えても理解ができませんでした。


私のイメージしていたセクシーは、
忌々しいイメージは全く無く
もっと美しく、女性らしく、エレガントで、
内に秘める艶やかなイメージでした。


服装、声、言葉、身体の動かし方、視線、
まなざし、香り等、様々な方法でセクシーを
表現できるのは理解していましたが、
男性と女性でこんなにもセクシーの概念が
かけ離れていることは驚きでした。


三姉妹で育った私は、
母から女性特有のふくよかでカービーな体形を
誇らしく思うように育てられましたし、
女性の体型にあったカッティングの美しく
エレガントな装いをするよう教えられました。


あまりの肌見せは、朝の出掛ける際に注意され
着替えることは多々ありましたが、
男性がそんなに直接的な思いを持つということは
想像すらしませんでした。


しかし、楊貴妃、卑弥呼、クレオパトラの時代からある
女性と男性の根本的な関係性を考えると
男性の考えるセクシーの概念に納得せざる得ません。


女性も男性も本能として異性を惹きつける
セクシーさを誰もが持っていると思うのですが、
それを表だって見せるか見せないかの違いは
時代や文化圏にもよって大きく異なるようです。


1960年代にとアメリカで起こったウーマン・リブの流れから、
英語圏のイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは、
日常でヒールの高いピンヒールを履き、
デコルテの開いたワンピースなどで美しく装い、
道を歩いていると、分相応でないなど、
バッシングを受けることがあります。


現在ニュースにもなっていますが、
職場ではセクハラのターゲットになりかねないので、
女性がセクシーでいることが
とても難しい環境になりつつあります。


そういった意味で、地中海沿いの国、
ギリシャ、イタリア、フランス、スペインなどは
現在女性が美しくセクシーに装うことについて
今でもとても自由で寛容でWelcomeな環境があると思います。


どこの国にいても田舎に行くとまた違う文化が
あるのかもしれませんが、
日本はまだまだ女性の服装に関しては
寛容な環境があると感じます。


美しく、エレガントであろうと、
ピンヒールにデコルテの開いたワンピースを着ていても、
私の知る限り東京や神戸では違和感はありませんし、
危険な環境にもありません。


女性として、うちにセクシーさを秘め、
美しく装い、エレガントにいることは、
人生を豊かに楽しく生きる醍醐味のひとつだと思っていますので、
現在の英語圏の流れが残念でなりません。


本日も英語圏の経営者が100人近く集まる
カンファレンスに参加したのですが、
英語圏出身の女性の男性以上にパワーに圧倒されました。


そして、ピンヒールで参加している女性は私だけでした。


この時代に女性として生まれたことを
ひとりでも多くの女性がが楽しめる環境があればと切に思いました。


私の大好きな国イタリアの女性は、
生まれたときから姫扱いをされ、
褒められて育ちますので、
自分の長所やアピールポイントを
とてもよく理解しております。


また、好みの女性がそばを通れば
男性は堂々と視線を送り、
それが見知らぬ相手でも「君はすばらしい」とか
「きれいだね」と褒め言葉をかけます。


そんな環境で過ごす彼女達は「ファッション、声、香り、
視線、身体の動かし方は、視線や褒め言葉を
浴びるための大切なツール」であると自覚しています


そのように自身の女性らしさを大切に、美しく、
エレガントに愛を大切に生きることで、
自ずと内なるセクシーさを育てるのかもしれません。


表に出すか出さないかは、
各々の環境にもよるかと思いますが、
女性として生まれたからには、
いくつになってもセクシーさ持ち合わせている
愛らしい女性でありたいと思っています。



神戸より愛を込めて

Saint-Aurelie    Seiko

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